テクニカル分析記事

2025/04/23(水) 10:35 JST
ユーロ・ドルは月曜日に最近の高値となる、1.1574をつけた。昨日はやや強めの売りを浴びて1.1418へ、今朝の市場ではさらに下げ幅を拡大して1.1308近辺へ続落した。同水準で下げ一服したあと午前10:33現在、1.1390付近での取り引きとなっている。

ユーロ・ドルの上昇ピッチの速さにマーケットはやや神経質な挙動を示し始めたようだが、テクニカル面から当面の天井をつけたと判定するには材料不足だ。ただし、昨日に続いて本日もチャート上に強い陰線を出すようであれば、高値警戒が一段と強まる。或いは、サポートである1.1250レベルの突破も天井形成の可能性を示すシグナルとなる。このとき、21日移動平均線、またはサポートラインへの下落余地に要警戒だ。

上値に関しては一昨日につけた1.1574が注目のポイント。突破されるとチャンネル上辺(4/20の記事参照)を試す動きが強まろう。同上辺は週足上、今週は1.1766に位置する。


2025/04/22(火) 10:19 JST

ドル・円は昨日、140.48まで下落。長期サポートラインを下抜けてから下げ幅を拡大する勢いだ。依然として下落リスクを抱えており目先のターゲット、139.58を狙いに行く動きに警戒を緩めることができない。同水準で下げ止まらないようであれば、136円水準への続落リスクが生じる。

他方、上値に関しては142.10/40ゾーンと144.00/20ゾーンが抵抗帯。後者が破られるとドル買い戻しの動きが強まりそうだが、下げ一服感を出すためには21日移動平均線を破らなければならない。同移動平均線は目先、146円台前半から145円台後半へ急速に下がってくると予想される。


2025/04/20(日) 22:31 JST

ユーロ・ドルはここ数日、上値を押さえ込まれてやや伸び悩んでいるものの、高値圏で下値をじりじりと切り上げる展開。基調的な上昇トレンドは崩れていないようだ。上値を伸ばす流れに引き続き気を抜くことができない。

上値に関して目先の注目ポイントは1.1475の一点に絞られる。破られると想定されるチャンネル上辺が狙われる。同上辺は週足上、今週は1.1766に位置する。

下値に関してテクニカル・ポイントはこれまでの見方と変わらず、近いところから順に1.1250レベルと1.1100がサポートだ。後者が破られると21日移動平均線、或いはサポートラインへの下落余地に要警戒となる。


2025/04/18(金) 10:21 JST
ドル・円は一昨日、141.64まで下落。その後、反発に転じたが、上値が重く今朝の市場では午前10:19現在、142.37付近での値動きとなっている。

ドル・円は週足上、今週は143.84にある長期サポートライン(4/15の記事参照)を下回る流れが続いており下値不安が解消されないままだ。ドル売りになびきやすい環境下、目先のターゲットである139.58を狙う動きに油断できない。

他方、上値に関して注目ポイントはこれまでの見方と変わらず、144.00/20ゾーンが抵抗帯だ。破られると21日移動平均線が試される。同移動平均線は目先、おそらく146.50/147.00ゾーンを急速に下がってくるだろう。ドル・円がこれを上回れば、ひとまずドル売りの流れが一段落しそうだ。


2025/04/17(木) 09:59 JST

ユーロ・ドルは1.1475をつけたあと上げ渋る展開が続いているものの、基調としての上昇トレンドに大きな変化は読み取れない。引き続き上値を目指す動きに注意が必要だ。目先のターゲットは想定される長期チャンネル上辺。週足ベースで今週は1.1760に位置する。同水準近辺で一旦は上昇にブレーキが掛かると見たいが、そこで止まらないようであれば心理的な節目となる1.20レベルが試される。

下値に関してサポートは1.1250レベル。破られると1.1100レベルへの続落リスクに気をつけたい。さらに、その下にある21日移動平均線やサポートラインの動向にも注視したい。


2025/04/15(火) 10:24 JST

ドル・円は先週木曜日に142.07をつけたあと下げ渋り143円台前半を回復する場面があった。今朝の市場では午前10:22現在、143.30付近での値動きとなっている。

上図に示した長期サポートラインは週足上、今週は143.84に位置する。ドル・円は先週に同ラインを一時、下抜いたものの、終値ベースではまだクリアに破ったと判定しにくい。しかし、現相場水準は同ラインの下側にあるので突破の危険性がつきまとう。長期のサポートラインだけにその判定にはまだ時間が掛かるが、次に142.07が破られるとクリア・ブレイクの可能性が俄然、高まる。そうなれば、139.58を試す動きに要警戒だ。

他方、上値に関しては144.00/20ゾーンが重い。金曜日からのドル反発は同ゾーンで止められた。破られると今後、急速に下がってくるであろう、21日移動平均線が試される。同移動平均線は目先、おそらく147.50/148.00ゾーンを下がってくると見られる。ドル・円がこれに絡めば下方圧力が緩みそうだ。


2025/04/13(日) 21:58 JST

ユーロ・ドルは先週末、1.1275を上抜いて一段高。一時、1.1475をつける場面があった。先週木曜日から相場が急騰しているだけに一旦は上昇にブレーキが掛かると見られるものの、長期的なもみ合い圏からはみ出している状況にあっては続騰リスクに警戒を要する。ターゲットは上図に示した長期チャンネル上辺。週足ベースで今週は1.1760に位置する。

相場上昇を調整する下押しが入った場合、下押しのポイントは1.1250レベル。同水準が破られると1.1100レベルへの続落余地に要注意だ。今の流れを落ち着かせるためにはユーロ・ドルは21日移動平均線サポートラインを下抜けなければならない。


2025/04/11(金) 10:43 JST

ここ最近、激しく売り買いが交錯していたドル・円は今朝の市場で一時、142.90付近まで下落したもよう。上図に示した長期サポートラインが週足ベースで今週は143.70にあるので、これが破られようとしている。ドル・円は午前10:43現在、143.50付近での値動きとなっている。

重要なサポートラインが危うい状況下、下値リスクには油断ができない。長期のサポートラインだけに突破の判定に多少のブレは考慮に入れなければならないが、次に142.90が突破されるとサポートライン・ブレイクがより確実になろう。そうなれば、139.58への下落余地に要警戒。そこで下げ止まらなければ136円台への続落リスクが生じる。

他方、上値に関してはチャートを見て明らかなように148.00/35ゾーンが強いレジスタンスだ。昨日時点で148.67にあった21日移動平均線が今後下がってくるので同ゾーンの強さが補強される。この抵抗帯を破らないことにはドル下落一服感がマーケットに広がらないだろう。


2025/04/09(水) 10:37 JST
ユーロ・ドルは1.1135をつけたあとじりじりと上値を切り下げる展開。上昇に一時的にブレーキが掛かったが、21日移動平均線より上の水準をキープしており堅調地合いに大きな変化はない。この流れが続く限り、長期抵抗線突破のリスクに要警戒だ。同抵抗線は月足ベースで今月、1.1130に位置する(4/6の記事参照)。破られると1.1275が試される。

下値に関しては21日線がサポート。目先、1.0870/75付近で推移しそうだ。ドル・円がこれを下回ると上昇に一服感が生じる。さらに200日移動平均線も下回れば相場のもみ合い色が一段と深まる。200日線は当面、1.0735/40レベルで横ばい推移すると見られる。


2025/04/07(月) 10:33 JST

ドル・円は先週末に144.55まで下落。NY市場引けは146円台後半となったものの、今朝の市場では再び売り圧力を浴びて午前10:33現在、146.25付近での取り引きとなっている。

21日移動平均線を大きく切り裂いたドル・円は上値の重い展開。早朝には144.80/85レベルまで下落する場面があった。同水準からはドル買い戻しが優勢だが、21日線を大幅に下回っている状況下、下値リスクには引き続き警戒が必要だ。下値に関して注目ポイントは144.55の一点に絞られる。破られると上図に示した長期サポートラインが試される。同ラインは週足ベースで今週は143.70に位置する。ブレイクされると売り圧力が一段と強まり139.58が視野に入ってくる。

他方、上値に関しては147.45レベルと21日線がレジスタンス。21日線は目先、おそらく148.80/90付近で推移すると予想される。ドル・円がこれに絡んでくれば下方圧力が減衰しそうだ。ただ、89,200日移動平均線や日足雲が分厚い抵抗帯を形成しているため、上値はかなり重くなろう。


2025/04/06(日) 22:39 JST

ユーロ・ドルは先週木曜日に最近の高値だった1.0954を抜いて1.1135をつける場面があった。同水準には上図に示した長期抵抗線(1.1155)があってユーロ・ドルはその直前で伸び悩んだ。今後も強いレジスタンスになると見られるので注目のポイントとなろう。同抵抗線は月足ベースで今月は1.1130に位置する。破られるとユーロ買いがさらに強まる恐れ。2023年7月につけた1.1275を試す動きに要注意だ。1.1275も突破されると1.17/1.18ゾーンへの上昇余地が生じる。

下値に関しては21日移動平均線の動向に注目。目先、おそらく1.0860/80ゾーンを上がってくると予想される。ユーロ・ドルが同移動平均線より上で推移する限り、ユーロ・ドルが上値を目指す流れが続く。逆に、下回れば上げ一服感が広がりこれまでのユーロ上昇を修正する局面に入りそうだ。このときの下値サポートは200日移動平均線。目先、1.0735付近で横ばい気味に推移すると予想される。


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