テクニカル分析記事

2025/07/04(金) 10:27 JST
ドル・円は今週火曜日に142.69をつけたあと買い戻しが優勢となる中、昨日は145.27を回復する場面があった。89日移動平均線には届かなかったものの、21日移動平均線を跨いでもみ合い色を深める結果になったようだ。

ドル・円は長引くもみ合い相場をさらに継続させることになりそうだ。上値については89日線がレジスタンス。目先、145.45/55レベルを下がってくると見られる。ドル・円がこれを越えられなければ、もみ合い圏の上限が低くなる。越えれば、上値を目指す動きに弾みがつくと予想されるが、もみ合い色が濃い中で上値は限定的か。148円台にしっかり乗せるのは難しそうだ。

下値に関してはこれまでの見方通り、142円台が幅広いサポート帯となる。ドル・円が今週も142円台で跳ね返されたところを見ると142円台を通過するのは簡単ではないだろう。しかし、予想に反して同サポート帯が破られる、つまり142.00レベルがブレイクされると強いストップロスを誘発してドル下落を加速、140.00を試す動きに要警戒となる。


2025/07/02(水) 09:53 JST
ドル・円は昨日、142.69まで下落したあとNY市場を143.40付近でクローズ。想定されるもみ合い圏の下限を試しに行く展開となった。過去、ドル・円は142円台で何度も下げ止まったので142円台は幅広く強いサポート帯となる。破るのは簡単ではなさそうだが、突破される、つまり142.00がブレイクされるとストップロスのドル売りが発動されるリスクが高まる。そうなれば、重要なポイントである140.00レベルをトライする動きに要警戒だ。

上値に関しては145.00レベルがレジスタンス。破られると89日移動平均線を試す動きに気をつけたい。同移動平均線は目先、145.55/70ゾーンを下がってくると予想される。ドル・円がこれを越えてくれば下げ一服感が強まりもみ合い色が一段と濃くなる。


2025/07/01(火) 10:26 JST

ユーロ・ドルは21日移動平均線付近で下値を固めたあと、チャート上に陽線を連発して騰勢を維持。昨日、1.1789をつける場面があった。上値を目指す流れが明瞭になりつつある中、目先のターゲットである長期チャンネル上辺まで残すところあとわずか。同上辺は週足ベースで今週は1.1819、来週は1.1824に位置する。そこでユーロの上昇が止まらなければ、1.2000レベルを狙う動きに要注意となる。

下値に関しては1.1680レベルがサポート。破られると21日移動平均線、或いはサポートラインへの下値余地に気をつけたい。両者が破られるとユーロ上昇の一服感が強まる。21日線は目先、1.15台半ばから後半にかけてのゾーンを上がってきそうだ。


2025/06/29(日) 21:44 JST
ドル・円の中立色がまた濃くなったようだ。先週木曜日以降、ドル・円は21日移動平均線に絡む展開。148円台まで駆け上がった勢いは失せてしまった。ただ、下値も固いと見られるので当面、ドル・円のもみ合いが続きそうだ。

想定されるもみ合い圏は上限を89日移動平均線付近、下限を142円台とするゾーンか。89日線は目先、145.75/80近辺で推移すると予想される。ドル・円がもみ合い圏から抜け出した場合、上値は148円水準、下値は140円水準が目先ターゲットとなろう。


2025/06/26(木) 10:18 JST
ドル・円は今週月曜日に148円台へ急騰したあと一気に売り浴びせられ急落。その翌日には144円台半ば付近まで売り込まれた。今朝の市場では午前10:15現在、144.70近辺での値動きとなっている。

ドル・円は上へ下へと大荒れの展開となったが結局、騒動前の水準に落ち着いた。流れは再度、もみ合い色を帯び始めたようだ。ただ、下値が微妙に21日移動平均線にサポートされているので、この動きが続くようだと堅調地合いが維持される。ドル・円が89日移動平均線を上回れば、148円水準を狙って上値を目指す動きに注意が必要だ。

ドル・円が21日線を下回ればもみ合い相場の色合いが一段と濃くなる。想定されるもみ合い圏の下限は幅広く142円台か。他方、上限は89日線近辺になりそうだ。89日線は目先、145.80/95ゾーンを下降しそう。21日線は144.50/60付近で推移すると見られる。


2025/06/25(水) 10:42 JST
ユーロ・ドルは昨日、最近の高値1.1632を上抜き1.1641まで上昇した。今朝の市場でも堅調地合いを維持、午前10:40現在、1.1625付近での取り引きとなっている。

ユーロ・ドルは上値を目指す動きが継続中。ターゲットはこれまでの見方通り、長期チャンネル上辺(6/22の記事参照)だ。同上辺は週足上、今週は1.1814、来週は1.1819に位置する。ここで上げ止まらなければ、1.2000レベルが視野に入る。

下値に関しては21日移動平均線がサポート。同移動平均線は目先、1.1465/75近辺を上がってきそうだ。左図に示したサポートラインも同じような水準にある。両者が破られるとユーロ上昇の一服感が強まる。


2025/06/23(月) 09:52 JST
ドル・円は今朝の市場で午前9:48現在、146.40付近での取り引き。注目の89日移動平均線が本日はおそらく146.10付近に位置すると予想されるので、ドル・円はこれを上抜こうとしている。さらに、短期もみ合い圏の上限である146.28も越えようとしている。現状、ドル・円はドル買い圧力に反応しやすい流れ。89日線をしっかり上回れば、148.65を狙う動きに要注意だ。

他方、下値に関しては145.10/15レベル、144.30/35レベル、142.80レベルがサポート。142.80レベルが突破されると142.00への下落余地が生じる。


2025/06/22(日) 22:48 JST

ユーロ・ドルは1.1632をつけたあとやや伸び悩んでいるものの、サポートラインより上で推移しており今のところ基調的な堅調地合いは保たれている。

サポートラインは今後、1.1432(月)、1.1444(火)、1.1456(水)と上がってくる。ユーロ・ドルが同ラインを下回ると基調的な堅調地合いが崩れもみ合いへと移行しやすくなる。目先、下値は日足雲上限のある1.1260/70が固くなりそうだ。

他方、上値に関して注目点は1.1632。これが破られるともう一段、上値を狙う動きが強まりそうだ。ターゲットは長期のチャンネル上辺。週足上、今週(6/23-6/27)は1.1814、来週は1.1819に位置する。


2025/06/20(金) 10:13 JST
ドル・円は昨日、145.77まで上昇。三角保合い気味のフォーメーションから上抜ける流れになりつつある。ただ、現状ではまだもみ合い相場の色合いが濃いままだ。89日移動平均線と146.28を突破しないことにはもみ合い圏離脱を確認できない。突破に成功すれば、148.65がターゲットに捉えられる。89日線は目先、146.05/15レベルを下がってきそう。その上にある200日移動平均線は149.55/65付近を上昇すると見られる。

下値に関しては三角保合いを形成するサポートラインと142.00レベルがサポート。後者が破られると重要なサポートである140.00レベルを試す動きに要警戒となる。


2025/06/19(木) 10:04 JST
ユーロ・ドルは1.1632をつけたあと頭の重い展開となりチャンネル内に戻ってしまった。ただ、チャンネル下辺が破られない限り、堅調地合いは継続していると判断される。

チャンネル下辺は今後、1.1407(木)、1.1420(金)、1.1432(月)と上がってくる。これに並走する21日移動平均線は目先、おそらく1.1420/30近辺に位置すると見られる。したがって、チャンネル下辺が破られると同時に21日線も破られているであろうから、ユーロの堅調地合いは崩れる。しかし、相場のもみ合い色は残るので下値は限定的か。日足雲上限がサポートになりそうだ。

上値に関して注目点は最近の高値1.1632の一点に絞られる。破られると長期チャンネル上辺(6/12の記事参照)を狙う動きに要注意。同上辺は週足上、今週は1.1808、来週は1.1814に位置する。


2025/06/17(火) 10:30 JST
ドル・円は依然として21日移動平均線に絡む展開。相場のセンチメントは完全にニュートラルだ。ただ、相場の変動が徐々に狭まりチャート上には三角保合いフォーメーションが収束、煮詰まりつつあるように見える。このことはドル・円が同フォーメーションから抜け出すタイミングが近いことを示唆している。

ドル・円が三角保合いから抜け出したとしても想定されるもみ合い圏内に留まれば、もみ合い状態は継続する。相場を大きく刺激するためにはもみ合い圏突破が必要だ。上値のポイントは146.20から89日移動平均線にかけての抵抗帯。破られると148.65が試される。下値については142.00レベルのサポートに注目。破られると重要なサポートである140.00レベルへの続落リスクに要警戒となる。


さらに古い記事へ