テクニカル分析記事

2025/06/15(日) 20:53 JST
。先週木曜日にユーロ・ドルは左図に示したチャンネルを一時的にはみ出し1.1632をつけた。しかし、その翌日は伸び悩んでチャンネルの中に押し戻される展開。結局、チャンネルからの上抜けには失敗したようだ。

ユーロ・ドルはチャンネル上辺を明確に越えていないものの、上値を追う流れになりつつあることはチャートから読み取れる。1.1632を突破すれば、チャンネル上抜けに弾みがつきそうだ。そうなれば、。長期チャンネル上辺(6/12の記事参照)を狙う動きに要注意。同上辺は週足上、今週(6/16-6/20)は1.1808に位置する。

下値に関してはチャンネル下辺がサポート。今後、1.1371(月)、1.1383(火)、1.1395(水)と上がってくる。破られると同じようなレベルにある21日移動平均線もブレイクされているであろうから、ユーロ上昇がひと息ついてもみ合い色が再び深まると見られる。


2025/06/13(金) 10:07 JST
ドル・円は21日移動平均線近辺で小動き。想定されるもみ合い圏に居座り続けており中立色は濃いままだ。目先、もみ合い圏からの離脱を模索する動きが継続しそうだ。

もみ合い圏から離脱したあとのターゲットについてはこれまでの見方に変わりはない。上限と見られる146.20レベルから89日移動平均線にかけての抵抗帯が破られると先月の高値148.65が試される。同移動平均線は目先、146.40/60ゾーンを下がってきそうだ。下限、142.00レベルが破られると重要なポイント140.00レベル突破のリスクに要警戒だ。上値に比べて下値の方が波乱を招くリスクが高いと予想されるので140.00がブレイクされたあとの相場変動に十分に気をつけたい。


2025/06/12(木) 11:03 JST

チャンネル6/126/136/16
上辺1.15781.15901.1602
下辺1.13461.13591.1371

ユーロ・ドルは昨日、1.1499まで上昇。今朝の市場では午前10:58現在、1.1520付近での値動きとなっている。

ユーロ・ドルは先週の高値1.1495を抜いて先月の高値1.1574を狙う流れになりつつある。同水準は目先、想定されるチャンネルの上辺が位置する。強いレジスタンスになると予想されるため、ユーロ上昇に一旦はブレーキが掛かりやすいレベルとみなせる。しかし、そこで止まらないようであれば、上図に示した長期チャンネル上辺を試す動きに要警戒となる。

下値に関してはチャンネル下辺がサポート。ユーロ・ドルがこれを下抜けば上昇が一服しやすくなる。ただ、21日移動平均線より上で推移している間は下値しっかりの展開が維持される。21日線は目先、1.1350/70ゾーンを上がってくると予想される。


2025/06/10(火) 10:31 JST
ドル・円は依然としてもみ合い色の濃い展開が続いている。一昨日から再び21日移動平均線に絡んできた。想定されるもみ合い圏はこれまでの見立て通り、142.00/146.30ゾーンと予想される。

ドル・円がもみ合い圏からはみ出した場合、上値に関しては89日移動平均線がポイント。同移動平均線は目先、146.70/85ゾーンを下がってくると見られる。ドル・円がこれを越えてくれば、先月の高値148.65を試す動きに気をつけたい。他方、下値については142.00ブレイク後のターゲットは140.00レベル。同水準は過去にドル・円の下落を三度止めた。破られると中・長期の相場観を弱気に傾かせかねない、重要なテクニカル・ポイントだ(参照)。


2025/06/08(日) 22:19 JST

6/96/106/11
サポートライン1.13101.13221.1334

ユーロ・ドルは先週木曜日に1.1495まで上昇した。勢いはないものの、相場水準がじりじりと切り上がっている。最近の高値1.1574が視野に入ってきた。強いレジスタンスになると見られるが、破られると1.1800レベルへの続伸リスクに要注意となる。

下値に関しては左図に示したサポートラインに注目。ユーロ・ドルがこれより上で推移している限り、上値トライの機を窺う。下回れば、ユーロ上昇の勢いに陰りが出そう。ただ、それだけで相場のもみ合い色は消えないので下値は限定的か。1.1130レベルが固くなると予想される。


2025/06/06(金) 10:30 JST
先週金曜日以降、ドル・円は概ね143.45±1.00ゾーン内で小刻みな売り買いが交錯する展開。相場のもみ合い色は濃いままだ。最近の値動きから判断して想定されるもみ合い圏は142.00/146.30ゾーンか。当面、ドル・円は同もみ合い圏からの離脱を探ることになる。

ドル・円がもみ合い圏から上抜けた場合、89日移動平均線をトライ。これも越えてくれば5月の高値148.65が試される。89日線は目先、146.90/147.05ゾーンを下がってくると予想される。他方、下値に関しては142.00レベルの非常に強いサポートが突破されると中・長期の相場観を左右しかねない、140.00水準を狙う動きに要警戒となる。


2025/06/05(木) 10:14 JST
ユーロ・ドルは小幅な値動きが続いておりじりじりと下値を切り上げる流れ。もみ合い色が残る中で21日移動平均線より上の水準を維持しつつレジスタンスと見た1.1425レベルを越えようとしている。

今朝の市場でユーロ・ドルは午前10:12現在、1.1433付近での値動き。上値を窺う動きがくすぶっているようだ。一昨日につけた1.1455が破られると1.1574を狙ってユーロ買いが強まるリスクに要注意だ。他方、下値に関しては21日線と日足雲上限が重なる、1.1290/1.1300レベルが目先のサポート。ユーロ・ドルがこれを下回れば、もみ合い色が濃くなる。想定されるもみ合い圏の下限は1.1130レベルか。同水準が破られると1.1065への続落リスクに気をつけたい。


2025/06/03(火) 10:14 JST
ドル・円は先週木曜日に146円台を回復したものの、その後は下値を削る展開。昨日は142.55まで売られる場面があった。今朝の市場では午前10:12現在、142.80付近での取り引きとなっている。

現状、ドル・円は21日移動平均線を挟んで上下動を繰り返しておりもみ合い相場の様相が強い。しかし、これが継続するためには142.00レベルのサポートが破られないことが条件だ。破られると重要なサポートである140円水準を試す動きに要警戒となる。ドル・円がそこで下げ止まらなければ強いストップロス売りが発動され一段と下値を追う恐れ。テクニカル面から中・長期的な相場観をドル弱気に傾かせかねない危険性を孕む。

上値に関しては144.50レベルがレジスタンス。ドル・円が同水準を上抜けて21日線に絡んでくるようだともみ合い相場の継続が確認される。21日線は目先、おそらく144.60近辺で推移すると見られる。


2025/06/01(日) 22:21 JST
ユーロ・ドルは方向感の見極めにくい展開が続いておりもみ合い色が深まってきた。ただ、先週木曜日を除けば5月21日以降、概ね21日移動平均線より上で推移していることから上値を窺う様子も見て取れる。

上値に関して注目ポイントは1.1425レベルのレジスタンス。ユーロ・ドルがこれを越えない限り、もみ合い相場が継続する。越えてくれば、1.1574を狙う動きに要注意となる。

ユーロ・ドルが21日線を下回れば、もみ合い色がさらに濃くなる。もみ合い圏の下値目処は1.1130レベル。同水準が破られると1.1065を試す動きに気をつけたい。


2025/05/29(木) 10:36 JST

5/295/306/2
抵抗線147.10146.98146.87
日足雲上限147.35147.28146.50

ドル・円は昨日、145.08まで上昇。今朝の市場では一段と上げ幅を拡大して一時、146.27付近をつける場面があった。21日移動平均線を上抜き日足雲の中にしっかり入り込んだ。ドル下落の流れはひとまず一段落したようだ。

142.10からの反発に勢いがあるため、上値余地に気をつけなければならない流れにありつつある。上値ターゲットは中期抵抗線89日移動平均線、日足雲上限だ。中期抵抗線と雲上限は今後、上表のように下がってくる。89日線は目先、147.70/80付近を下降すると予想される。これら三つのポイントが非常に強い抵抗帯を形成すると見られる。さらに、その上には200日移動平均線が149.50/55付近で横ばい気味に推移する。これらをすべて通過してドル・円が150円台に乗せるのは簡単ではないだろう。しかし、予想に反して150円台乗せが現実となれば当面、下値を固めて中期的なもみ合い色が濃くなる。

下値に関してサポートは日足雲下限と142.00レベル。21日線は何度も跨がれているので重要なサポートにはなりにくいか。ただ、相場が短期的にももみ合い色が帯びてきたので下値は固そうだ。しかし、142.00レベルが突破されると140.00レベルを試す動きに警戒を要する。


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