ひまわり証券【エコトレFX】

テクニカル分析記事

2024/03/21(木) 10:39 JST
ユーロ・ドルは左図に示したサポートライン(チャンネル下辺)を下抜けて下値を追う流れとなったが、200日移動平均線がうまく相場を下支えたようだ。下値の固さが確認されたあとユーロ・ドルは昨日、1.09台前半へ反発した。

3本の移動平均線がつくる分厚いサポート帯を(今のところ)破ることができなかったユーロ・ドルはもみ合い色を帯び始めたようだ。もみ合い圏下限は200日線、上限は1.0980/1.1000ゾーンと見られる。この想定されるゾーン内で売り買いを交錯させながら出口を模索することになる。上抜けた場合、ユーロ・ドルは昨年12月28日つけた1.1140を狙いに行く。下抜けた場合は順に1.0800レベル、1.0700レベルを試す動きに気をつけたい。200日線は目先、1.0840付近で横ばい推移しそうだ。


2024/03/20(水) 11:04 JST

ドル・円が一段高。昨日、150.96まで上昇したあと今朝の市場では上げ幅を拡大、151円台に乗せた。146円台半ばから日足チャート上、陽線が7本連続して出現。その前の急落地合いを一気に回復、上回った。この先、ターゲットは151.90/95レベルに絞られる。

予想外(?)の展開となってきたドル・円の更なる上値余地が見込まれる状況だ。151円台をキープしてい間は続伸リスクに要注意となる。ドル・円は大した押し目もなく上げ続けてきたのでターゲットとなる151.90/95レベルに接近すればカウンターのドル売りに気をつけなければならない。しかし、同水準が破られるようだと長期チャンネル上辺を試す動きが活発化しそうだ。同上辺は月足上、今月は152.60に位置する。

下値に関しては近いところから順に150.00レベルと21日移動平均線がサポート。ドル・円が21日線を下回らない限り、堅調地合いが維持される。目先、149円台半ば付近に位置すると予想される同移動平均線を割り込めばドル急反発を修正する流れが長引きそうだ。


2024/03/19(火) 09:59 JST
ドル・円は昨日、149.33まで上昇。21日移動平均線(149.41)の手前まで上昇する場面があった。今朝の市場では午前10:35現在、149.15付近での取り引きとなっている。

ドル・円は146.48で下落の流れが一巡となったあと日足チャート上に6営業日連続して陽線が出現した。現在、21日線がうまくレジスタンスとして効いており上値が重い状況だ。目先は同移動平均線を越えられるかどうかに注目が集まる。越えることができればドル・円は150.00レベルを目指す。ただ、相場のもみ合い色を帯びたままなので上値を一気に伸ばすことは難しいか。150円台は幅広い抵抗帯になると見られるのでそこを通過するのは簡単ではなさそうだ。

下値に関しては近いところから順に148.90、148.00がサポート。148.00が破られると89,200日移動平均線が試されることになろう。


2024/03/15(金) 10:29 JST
ユーロ・ドルは1.0980をつけたあと1.09台で伸び悩み昨日はやや強めの陰線を引いて1.0900を割り込んだ。上値の重さが印象付けられる動きだが、図に示したチャンネルに沿った動きは継続していることからユーロの堅調地合いが変化したとは読み取れない。1.10レベル、或いはチャンネル上辺トライのリスクはくすぶり続ける。

チャンネルを下抜け3本の移動平均線が形成するサポート帯も破られるとユーロ反発の動きは水を差される。そうなれば中期的な相場のもみ合い色が深まることになろう。同サポート帯の一番下に位置する200日移動平均線は目先、1.0837付近で横ばい推移すると予想される。


2024/03/14(木) 11:07 JST
ドル・円は146円台半ば付近で下値を固めたあと反発に転じ一昨日、148.20まで回復する場面があった。ひとまずドル売りの流れに歯止めが掛かったようだ。今後は急速な下落を修正する局面に移行すると見られる。

ドル・円が今後、どこまで値を戻すかに焦点が集まる。その候補としてはまず、148.30レベル。一昨日はその手前、148.20で行き詰った。148.30が破られると次の候補は149.20レベルだ。他方、下値に関しては200日移動平均線が注目ポイント(サポート)。同移動平均線は目先、146.35/40付近を上がってくると予想される。その下、2月1日につけた145.90もサポートになるので両者に挟まれるゾーンが強いサポート帯になる。これを破るのは簡単ではなさそうだが、突破されると145円台半ば、或いは144.30付近への続落リスクに要警戒となろう。


2024/03/12(火) 11:27 JST

ユーロ・ドルは先週金曜日に1.0980まで上昇。ターゲットとする1.10レベルにあと一歩のところまで迫った。同水準は心理的な節目であると同時に目先、想定されるチャンネル上辺が位置するレジスタンス。一旦はユーロ上昇にブレーキが掛かりやすいポイントだ。しかし、そこで止まらないようであれば、次のターゲットなる1.1140を試す動きに要注意だ。

下値に関しては3本の移動平均線に加えてチャンネル下辺が形成する強いサポート帯が相場を下支えする。ユーロ・ドルの上昇に陰りが見え始めるのはこのサポート帯が破られるとき。そうなれば、上値が重くなり少なくとも相場がもみ合いへと移行することになろう。


2024/03/10(日) 22:30 JST

先週末、ドル・円は89日移動平均線を下抜き146.48まで売り込まれた。先週は150.00を割り込んでからの下げがきつく結局、150.57から146.48まで4円以上の下落を演じた。ドル売り圧力が急速に高まっているため、更なる下げ余地に要警戒の流れになりつつある。目先は200日移動平均線から2月1日につけた145.90に至るゾーンがターゲットとなろう。200日線は目先、146.20/25レベルを上がってくると予想される。ドル・円がこのゾーンで止まらないようであれば145円台半ば、或いは144.30付近への続落リスクに油断できない。前者は[140.27⇒150.88]への上昇幅に対する概ね半値戻し、後者は61.8%戻しに相当する。

ドル・円は短期間に大幅急落したことから修正のドル買戻しがいつ入ってもおかしくない。ポジション調整が持ち込まれたときの反発目処は148.30レベル。これを越えてくるようであれば149.20レベルへの続伸リスクに気をつけたい。ただ、投機的な円ショート・ポジションの積み上がりはまだ高水準にある(シカゴ筋)と推測されるのでドルの戻りは円買い(ドル売り)チャンスになりやすいのではなかろうか。